畳は主に「畳表」「畳床」「畳縁」と言った部位に分かれており、それぞれに役目が有ります。
それぞれ様々なタイプの製品が製作、小売されています。
勿論ですが原材料の産地や価格製作工程も多種多様です。
それぞれの畳の素材の特色を熟知し、お客様の住環境にマッチした畳を見つけ出してください。
居間の場合は部屋を使う頻度が高いので、丈夫かつ経済的な製品を選びましょう
寝室の場合は環境が大事で健康をも左右するので、健康素材等の付加価値の有る
製品を選びましょう
客間の場合は見た目の格式や醸し出す品位が重要ですので、素材のグレードの
高い製品を選びましょう
お茶の間の場合は居間と同様に使用頻度が高いので、丈夫かつ経済的な製品を選びましょう
和風リビングの場合は雰囲気がおしゃれな感性が求められるので、
お客様の好みに応じた製品を選びましょう
子供部屋の場合は使用頻度が高く必要以上に消耗する部屋で、
丈夫かつ経済的な製品を選びましょう
畳表は主に「経糸」と「イ草」とで出来ています。
「イ草」の品質の善し悪しは、イ草自体の太さが均等で色や艶が良好で、変色・表面の傷等が微量な物が「良質なイ草」 と言う認識です。
こんな「イ草」の両方の端を除去した中心部を多量に使用した畳はとても上質な仕上がりとなります。以上の事から高品質で長尺のイ草を使用した畳表が上級と位置づけられてます。
具体的には国産畳表でマニラ麻と135cm以上のイ草使用は最上級品と位置づけられております。普通の麻や綿と120cm以上のイ草使用は上級品、110cm以上のイ草使用は中級品、綿と97cm以上のイ草使用は下級品とランクが下がって行きます。
また国産でも和紙などを原料とした工業生産系の新素材の商品や
近年では中国その他の産地からの輸入品も有ります。
畳床には基本的はわらが原材料です。
そして現在わらの代用品の新素材として着目されているのがポリスチレンフォームです。
保温性・断熱性にとても優れた機能を発揮し、軽量且つ加工が容易な点が大きな特色です。
その加工の難易度の低さと軽量構造により、畳に挟んで硬さを調整したり、様々な形状に加工したりと様々な種類の畳の製作が実現出来ました。