(有)安藤畳店は、初代長島牛蔵が立川の地で創業し、その後代々が後を継ぎ、畳一筋100年になります。単なる畳屋と言えばそれまでですが、実は畳の世界は奥が深く、ただ畳を使うのと、畳を理解して愛情を込めて使用していただくのは、後々に差が出ます。日本に伝統的に受け継がれてきた、畳の魅力をお客様に最大限お伝えし、畳のある生活をよりよいものにしていただくために、安藤畳店は、100年に渡って代々蓄積された畳に関する奥の深い専門知識と、お客様の立場に立ったサービスを提供することで、お客様と末長くよりよい関係を築きたいと思っております。
畳というものはその特性上、時間が経ってくると残念ながら縮んでくるものです。極論を言いますと、永遠にピシッと決まった隙間のない畳を敷くことは不可能なのです。畳自体が生きているからこそ、空気や湿気を吸ったり吐いたりして空間に癒しを与え、そのようにして年月と共に大きさに変動が出てくることが、逆を言えば畳の魅力とも言えるのです。安藤畳店は畳の特性を理解した上で、お客様のお直しの際には、できる限り隙間の無いようにご納品をさせていただきます。
テレビ・タンス・机・椅子などの足の跡、出入り口等足あたりの多い所、いつも座る所など、今あるお家のでこぼこもできるだけ平らになるようにお直しいたします。
お客様の普段の生活に影響しないよう、極力朝引き上げて夕方までに納めるようにしています。また引き上げた畳は、お客様のご自宅内ではなく、自社の工場に持ち帰って製作いたしますので、お客様は職人に気を使うことなく、日中はお買い物等に出かけられても大丈夫ですよ。
畳はその性質上新しくした際にはカビが出やすいものです。またご納品が春先から夏場にかけてであれば、そのリスクは非常に高くなります。そのために防カビ加工をしようと思われる方が多いのですが、化学薬品を使って人体に影響の出てしまうようなことがあってもいけません。そこで安藤畳店は、貝殻を精製加工したカルシウム剤であります「ハイモア」という天然の製品を用いて防カビ・防菌・抗菌加工をしています。これで畳に寝転がっても安心ですね。
実際畳を直そうと思って、畳屋さんに頼もうと思っても、どうもどの畳がどういいのか見た目にはいまいちわからないかもしれません。そこで安藤畳店は、お客様のところに畳表を持参し、見た目には微妙な違いかもしれませんが目の当たりにしていただいたり、触った感覚の違いをお客様自体に確認していただいて、お客様と商品とのフィーリングやインスピレーションを感じてもらうことを大事にしています。また、国産物や中国産のそれぞれの良さをご説明し、ご予算やTPOに応じて、お客様の立場に立ってご提案&お見積させていただいております。
お見積やご提案に関しましては、いかなる場合におきましても、複数回ご用命いただきましても、当たり前ではございますが、基本的に全て無料とさせていただいております。
新品の畳は、触れると白い粉が出てきます。畳を作る際、材料であるい草を備後染土(びんごせんど)という土を使い泥染にしてから乾かすことによって、畳の色・風合いが出るのですが、どうしても納品時の時のように畳が新しいと、土の成分の白い粉がついているのです。
安藤畳店は、ご納品の際、手や服に白い粉が極力つかないように一つ一つの畳をしっかりと拭き上げるようにしています。また拭き上げることによって、敷き面に艶が出てきます!
当店は1916年(大正5年)に初代長島牛蔵が立川市曙町に創業より、二代目安藤常蔵、三代目安藤徳長、四代目安藤永一と代々四代に渡って脈々と畳屋一筋を生業としてきて現在に至ります。
時代に応じて代々培った、和洋折衷ありとあらゆる畳に関する知識・経験に下支えされています。
また三代目安藤徳長、四代目安藤永一は「一級畳技能士」の資格も保有しております。
畳以外のことは分からないことだらけですが、畳と畳周りのことであれば、何でも即お答えいたします(^^)